2007年7月31日火曜日

スペイン・バルセロナ旅行(2日目)②

本場のイカ墨パエリアを食べてご機嫌になった私。次に向かったのはカテドラルがあるゴシック地区と呼ばれるエリアです。
●ゴシック地区のシンボル「カテドラル」はまた改装!?
はい、トピックの通り私達が行った時にはカテドラルは改装中でした。このカテドラルは、13~15世紀に建てたれたのですが完成までに約150年もかかったのです。しかしその後もたびたび手が加えられ、現在の姿になたのは20世紀初めになってからのようですが・・今もまた改装しています。
▲0ユーロ、0ユーロ、0ユーロと書かれた広告付き垂れ幕はいらないのに(>_<)
▲これはカタルーニャ地方の踊り「サルダーナ」です。土曜の夕方や日曜の昼下がりにカタルーニャ地方の大きな教会の前や広場などでサルダーナという民族舞踊の輪ができるそうです。そして、私達がこのカテドラルへ行った日は土曜日。運よく、このサルダーナを見ることができました。老若男女が手を繋ぎ音楽に合わせながら軽やかなステップを踏んでいました。 ⇒Click here
この踊りはカタルーニャの人々が、民族の血の結集を相互に確かめ合うことを目的として踊られる一種の儀式のようなものらしいです。
▲ゴシック地区の雰囲気です。こんな感じにビルとビルの間が狭いので陽があたらず薄暗い感じでした。
▲とても上手に書かれた絵ですよね。東京渋谷、原宿の駅構内に描かれている様な“いたずら描き”とは全く違います。どうせいたずら描きをするなら(本当はいけません!)こんな風に上手に描けばいいのに。
◤▲ゴシック地区は、路地が狭く薄暗い感じなのですが街の至るところには歴史を感じる銅像が建っていたりと旧市街地で最も古い地域のため重厚な雰囲気が漂っていました。そして、その重厚な雰囲気にぴったり合った音楽がどこからか流れてきて、何と言う楽器なのかはわかりませんがとてもいい音色だったので私はしばらくここでウットリ☆してしまいました。 ⇒Click here
▲建物一つ一つがこんな感じなのです。
そして、次に向かったのは(といってもカテドラルがあった場所からとても近いところにあった)王の広場&階段です。この場所も数々の歴史の舞台になったところとして、有名らしいのですが正直私には全くそんな雰囲気も感じられず・・・。
▲この広場で何かショーがあったのでしょうか。私達が行った時には簡易型舞台が設置されてました。ちなみに、正面に見えるのが王宮でバルセロナ伯爵の住まいとして使われていました。
▲▶またこの場所は昔、コロンブスが冒険の報告やお土産を持ってイザベル女王に謁見をしたと言われる由緒ある場所です。そんな有名な場所なら写真を撮らなくてはと思って撮って一枚がこれ。しかし、ただの階段に見えてしまうのは私だけでしょうか!?
●カタルーニャ音楽堂の中はものすごいくいい!
次に向かったのは、世界遺産に登録されているカタルーニャ音楽堂。
外観は近代的なオフィスのように見えますが、実際に中に入ると花模様のモザイクタイルや彫刻が施されていて、また2階のロビーには色鮮やかなステンドグラスやシャンデリアが飾られていています。そして、私が一番素敵だな~と思ったのは現在もコンサートホールとして使われている大ホールの天井。中は写真撮影が禁止されていたのでココにその天井の写真を掲載できず、その素晴らしさが伝わらないかもしれませんが本当に素晴らしい!この一言に尽きます。 ▲外観は見落としてしまいそうです。
▲音楽堂の内側です。中にはカフェテリアもあって落ち着いた雰囲気でした。
●カタルーニャ広場にもやっぱりハトがたくさん。
▲長い歴史を持つこの広場は、いろいろな用途に使われているそうで公園の周りにテント小屋や大砲が設置されたこともあれば、革命を目指す集会やミサ、ダンスや仮装パーティが開かれることもあったようです。
▲そして公園といえば「ハト」。ここにもいました、たくさんのハトが・・・

スペイン・バルセロナ旅行(2日目)①

引き続き、スペイン旅行記です。移動に時間をとられてしまった1日日に比べて、2日目と3日目は朝から晩までスペインをフルに満喫できる日です。
《2日目の観光ルート》
ホテル→バルセロネータ海岸→カテドラル→カタルーニャ音楽堂→カタルーニャ広場→モヌメンタル闘牛場→ホテル
●これが地中海!!
私達は早起きをして、朝一番の地中海を見に行きました。途中、スペインに来たら一度は必ず通ると言っても過言ではないランブラス通り”のちょうど北端に「コロンブスの塔」を発見しました。
といっても、特に驚くこともなく・・・(苦笑)
この塔の高さは60メートルで、1888年のバルセロナ万博の際にカタルーニャとアメリカの交易を記念して建てられたものだそうです。塔内はエレベーターが設置されており頂上まで上がると、バルセロネータ海岸、賑やかなランブラス通りが一望できるとか。
◤▲コロンブスの右手は海を指し、左手にはアメリカからのみやげ物・パイプを持っています。
▲コロンブスの塔が建っている目の前はもう港です。
▲港周辺は日本の東京/お台場、神奈川/みなとみらいのような場所です。1992年のオリンピック開催を機に、バルセロナの地中海に面した地区では抜本的な再開発が行われ、街で最も活気ある地区に生まれ変わったのです。まさに近代的空間!
▲港をさらにテクテクと歩いているとバルセロネータ海岸に到着!地中海に突き出た三角地帯がバルセロネータと呼ばれる地域 。
しかし、この日は曇り日。ちょっと残念(>_<)
▲目線をちょっと左に向けると、海岸沿いなのに大きなビルが建っています。
▲ 今度は目線を右へ・・・はやりこちらにも大きなビルが建っています。
▲この今にも崩れ落ちそうな物体はバルセロネータ海岸の名物のようです。 これも「芸術」なのでしょう・・・
▲地中海は透き通っていてとてもキレイでした。勿論、堤防の近くには魚がたくさん泳いでいました。
私達は、午前中ずっとこのバルセロネータ海岸沿いで地中海の海の香りと潮風を感じながらのんびり過ごしました。久々の海!これが正真正銘の海!ドイツにいると海を見たくなったらのボーデン湖などの湖に行くしかありませんでしたが、ここはスペイン、しかも初めてみた本物の地中海!!
それはそれは感動は大きかったです。
地中海の潮風を堪能した後は、ランチタイム!スペインと言ったらなんとってもパエリアですよね!?(@^^)/~~~
私は「スペインに行ったら絶対に本場のイカ墨パエリアを食べるんだ!」と心に誓っていました。そして、スペイン語でイカ墨パエリアは「Arroz Negro アロス ネグロ」(イカ墨ご飯)と言うことも調査済み。
▲これが本場のイカ墨パエリアです!
味は生臭くなくおいしかったのです。しかし、しいて言うならばご飯がちょっとグニャグニャしすぎていたように思います。※ガイドブックを読むとこのグニャグニャの感触が本物のパエリアらしいです。
▲夫はミックスパエリアを注文。こちらの味もなかなかGoodでした。

2007年7月26日木曜日

スペイン・バルセロナ旅行(1日目)②

前項のサン・パウ病院の外観に圧倒させられた後に向かったのはサン・パウ病院から約700メートル程直進したところにあるバルセロナ観光スポット№1「サグラダ・ファミリア聖堂」です。

▲途中、私の夫は首に日本語の漢字で「首」と刺青をいれた若者を発見!大笑いしながら、すぐさまデジカメをポケットから取り出し撮影! (しかし、ちょっと遠すぎたのでみ見ずらいですねぇ) ▲サン・パウ病院とサグラダ・ファミリア聖堂を結ぶ道の真ん中にはたくさんのカフェテリアが並んでいました。

●バルセロナの目印はサグラダ・ファミリア聖堂! そして、ついに来ました超有名建築家ガウディ氏の最高作「サグラダ・ファミリア聖堂」。いや~(゜o゜)ガウディ氏はとてつもない作品を残したものです!この聖堂前に立っているだけでも、ものすごい重迫を感じます。

▲竣工してから約200年以上(@_@;)たった今でも建築が続けられています。 この聖堂を写真におさめようと何枚も何枚を写真を撮ったのですが、あまりに被写体が大きすぎて1枚の写真には入りきらない(>_<)。しかも、工事中であっためあちらこちらにクレーンがありうまく写真が撮れない!

とういうことで・・・Click here

もう一つおまけに・・・Click here

ちょっとここで、ガウディ氏についてのお話です。 ガウディ氏は若い頃、あまり仕事には恵まれずかなり四苦八苦していたようです。しかし、ある時「グエル公園」のグエルさんから仕事の依頼を受け、それが見事に成功しガウディ氏はグエルさんに認められ、それからガウディ氏はグエルさんの立派なお抱え建築士となったのです。ごのグエルさんはたいそうな大富豪で、いろいろなところに家や別荘をガウディ氏に造らせたようです。実際にバルセロナ市内にもグエルさんの本拠であった「グエル邸」やグエルさんが週末だけ過ごしたと言われる「グエル別邸」もあります。いうならば、グエルさんはガウディ氏のパトロンだったということでしょう。

ここからはちょっと悲しいお話です。 晩年のガウディ氏はこのサグラダ・ファミリア聖堂の建設に専念し、質素な生活を送っていました。そして1926年、ガウディ氏は市電に引かれて悲惨な死を遂げてしまったのです。亡くなった時はあまりにみすぼらしい服装をしていたため浮浪者と間違えられそうです。しかし浮浪者に間違えられたのも、ガウディ氏はこのサグラダ・ファミリアを建設するために、ほとんどのお金をつぎ込んでいたので服も買えなかったのですよ。なんとも悲しい(T_T)お話・・・。 葬儀はガウディ氏の才能を愛した市民だけではなく、ガウディ氏に小銭を恵んだ“本物の浮浪者”たちも参列して行われたそうです。個人的な意見ですが、建築家としての情熱を持ち自分の理想を追い続けたガウディ氏の生き方は最高だと思います。

▲この堂々とした姿に圧倒! 実は、聖堂の前に小池があるのですが草木で見えなくなっていますね。 ◤▲4本の柱が軸となっていて、その隣に最近立てられたのだろうと予想できる建物があります。(右側の写真) なんとこのサグラダ・ファミリア聖堂、2年前の2005年に世界遺産に登録さればかりなんだとか・・・。(◎o◎)意~外です!グエル公園、グエル邸、(この後に掲載する)カサ・ミラが先に世界遺産に登録されていて、その後にのバルセロナで最も有名と思われるサグラダ・ファミリア聖堂が追加登録程度の扱いなの?! ▲柱の真ん中にクリスマスツリーのようなものがあります。これは一体なんなのでしょうか。 このサグラダ・ファミリア聖堂は中に入ることもできるようなのですが、私達はこのダイナミックな外観を見るだけで大満足。そしてもうちょっとこのサグラダ・ファミリア聖堂を見ていたい&休憩をしたい、ということで間近で見ることができるマクドナルド・バルセロナ店(←勝手に支店名を決めてみました)に入店。席はもちろん、テラス!( ^^) _旦~~休憩後は、その近くにあったサッカーFCBチームのオフィシャルショップへ・・・。ここでは、夫が気に入ったシャツ1枚と友人へのお土産をゲットしました。お会計の場所とこの→出口付近までの距離は10メートルぐらいしかないにも関わらず、出口でレシートと品物をチェックされました。変なのッ(^_^.)

●このカサ・ミラも世界遺産なの!? 1日目の最終目的地「カサ・ミラ」へやってきました。(勿論、歩いてです) サグラダ・ファミリア聖堂からテクテクと歩いてかれこれ30分。(真夏の屋外30分徒歩はかなりしんどいです)

AKO: (辺りをキョロコロとしながら) 「どこ?どこにカサ・ミラがあるの?」

夫 : (右手の人差し指でカサ・ミラを指しながら) 「あれだよ、あれッ!」

AKO:「ん~ん、どこ?どこの建物ことを言ってる?」

しばらくして普通の高級マンションらしき建物の前にでようやく私はこれが「カサ・ミラ」であるということがわかりました。

▲どう見ても普通の高級マンションにしか見えないですよね? ▲一応、これが正面から見たカサ・ミラです。 ▲建物の屋上にあるものが世界遺産なのでしょうか・・・(私は、わかりません) せっかく来たのだから、全くわからないというのもなんなのでガイドブックで勉強してみることにしました。

〖ガイドブック引用〗 徹底的に直線を排除し、ゆがんだ曲線を主調とするカサ・ミラは、山がテーマ。屋上の煙突は、山の尾根から突き出した峰々をあらわしている。最上階はガウディ建築に関する展示室「Espai Gaudi」になっており、屋上も見学できる。 とのこと・・・・。

しかしやっぱりカサ・ミラに関しては感動薄し・・・。

最後のカサ・ミラの感想はさておき、1日目のバルセロナ観光はこれで終了です。今朝の4時30分から活動していたため1日がとても長く感じました。振り返るとこの日はガウディづくしの1日だったように思います。高校時代に世界史の教科書を読んだだけの薄っぺらな知識なんかより、確かに自分のものになったと実感しています。そして、何よりこうして自分の目で見て肌で感じることができて本当に良かったです。夫に感謝です。

スペイン・バルセロナ旅行(1日目)①

7月21日(土)、朝9時55分 ドイツ・シュトッツガル空港からスペイン・バルセロナ プラット空港へ向かって飛び立ちました。※この日の朝は4時30分起床(-o-) 
そして、バルセロナの宿泊ホテル(空港から約1時間程度のところ)に到着したのは午後2時近く。私達はホテルで簡単に昼食を済ませすぐに、バルセロナ市内観光へGO!

《1日目の観光ルート》
ホテル(カンプ・ノウ・スタジアムの近く)→グエル公園→サン・パウ病院→サグラダ・ファミリア聖堂→カサ・ミラ→ホテル
私達はこのルートをすべて歩いて回りました。バルセロナへ行かれた方はお分かりかと思いますが、これらの観光名所間の距離は相当な距離です。(@_@;)案の定、翌朝、筋肉痛が襲ってきました。そして歩いている途中、←こんな不気味な建物がありました。これはホテル?会社?もしホテルだったら絶対に、絶対に泊まりたくない。夜になって、この建物の前をもう一度通ったらやっぱりオバケが出てきそうな感じでとても怖かった。だれが管理しているのでしょう、たまには植物の世話をしたらどうかしら・・・・。
●仕方なくできたグエル公園!?
世界遺産に登録されているグエル公園。その名の通り「グエルさんの公園」。もっというならば、グエルさんがあの有名な建築家 ガウディ(正式名:アントニ ガウディ)に依頼して造らせた公園です。 しかし、グエルさんはもともと公園を造りたかったわけではありませんでした。 本当は、この地に高級住宅&庭園都市を建設しようとその仕事をガウディに依頼をしたのですが、バルセロナの富裕層はこの高級住宅に関心を持ってくれず、結局この地に2軒の住宅が建設されただけでグエルさんの計画は失敗に終わってしまったのです。ちなみに、ガウディは(後で記載する)サグラダ・ファミリアに移り住むまでこのうちの1軒で生活をしていたようです。 その後、この地をそのままにはできないのでやもえず公園にしたというわけです。しかし、今となってはこのグエル公園も世界遺産に登録されているので立派なものです。(というより、ガウディの作品だからなのですがね) さて旅行記はさらにすすんで、ホテルがあったサッカーのスタジアム カンプ・ノウスタジアム近くからこのグエル公園まで歩いて約1時間・・・。公園に到着した時にはすでにぐったり(~_~)よって、入り口付近で一休み( ^^) _旦~~ ▲そして入り口を入ると目の前に大きな階段があり、その階段の真ん中には美しい?ドラゴンの泉があります。このドラゴンは、トレンカディと呼ばれる陶器の破片を使ったモザイク装飾で覆われていて口から小さな池に水を落としていました。 ▲そして、この階段を登り終えたところに列柱広間(百柱広間)があるのですが、その天井にもトレンカディで装飾された見事な芸術作品が埋め込まれていました。 ▲公園の入り口から全体的にみた階段。そんに広くはないです。

◀▶この二つの家、おとぎ話に出てくるようなお菓子でできた家みたいだと思いませんか。とっても可愛らしい家でした。

▲トレンカティでで彩られた波状のベンチ(右側が拡大したもの) ▲公園の内側に入ってみると至るところに、ねじまがった柱が立っていました。なるほど、これがガウディ建築か~と圧倒。 ▲この造りもガウディなんです・・・すごい、すごすぎです! これが病院!?ドメネクの最後の作品 そして、私達はグエル公園を後に東南の方角にあるサン・パウ病院を目指しました。 ▲歩いている途中日本の映画「HANA」のポスターを発見!この映画、知っていますか?(^-^) このサン・パウ病院はグエル公園と同じく世界遺産に登録されており、現在も運営されている正真正銘の病院。 ドメネクによって着工されましたが病院の完成を待たずに1923年に亡くなってしまったのです。しかし、その後ドメネクの息子によって引き継がれ1930年に無事完成しました。 ▲正面玄関から撮影したサン・パウ病院。私にはどうしても教会にしか見えなかった(>_<) ▲病院の壁にも芸術的作品がタイルで施されていました。 ▲これは、病院の正面。 (私達は入っていませんが)病院の中は無料で見学でき、ドメネクの信念をもとに至るところにステンドグラス、タイルそして彫刻などの装飾があしらわれているらしいですよ。 ▲サン・パウ病院の正門から見たサグラダ・ファミリア聖堂。大きな2つの柱の間に小さく見えるのがサグラダ・ファミリア聖堂です。 実際の大きさは・・・後ほど(^_-)-☆ そして、私達はサン・パウ病院を後に次なるこのサグラダ・ファミリア聖堂へ向かいました。